オルソケラトロジー
コンタクトレンズというと、通常は、昼間に装着して視力を矯正するものだと考えます。しかし、そのコンタクトレンズを視力回復の手段として利用する、新しい方法として現在、話題になっているのが、「オルソケラトロジー」です。
オルソケラトロジーというのは、オルソレンズというコンタクトレンズを夜間に装着して、昼間の視力を回復させるものです。視力回復の新しい方法としては、レーシックなどの手術が話題になっていますが、手術以外の方法として今後、さらに期待が寄せられることでしょう。
オルソケラトロジーでは、寝ている間に高酸素透過性のコンタクトレンズを装用します。それによって近視を矯正するのです。それぞれの個人の角膜の形状や近視の度数に合わせて、特殊なレンズを作成します。そのレンズを夜間に装用するだけで、日中は裸眼で生活することが可能になるのです。
この方法は、軽度から中程度の近視の場合の視力回復に効果があるといわれます。中程度の近視というのは、視力が0.05〜0.1程度をいいます。この程度なら、約1週間の治療で0.7〜1.0ほどまで視力が回復すると予想されます。また、近視の進行を予防するのにも効果があるといわれます。
個人差はありますが、不思議なほどに、朝になってコンタクトを外すとよく見えるようになり、1週間もすると効果が得られます。非常に有効で、安全な治療法といわれています。
2008年8月24日||トラックバック (0)
カテゴリー:オルソケラトロジー
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